理解力を深める魔法の自問「ポイントは何?」
仕事をしていく上で、相手の話を理解することってとっても大事ですよね。
上司や、先輩からこれやっといてといわれて、「わかりました」とは言ったものの正直ちょっとよくわかっていない、そんなことってありませんか?
そんな理解度で仕事を始めてしまっては、上司や先輩がやってほしかったことと、実際に自分がやったことが違っていて、全く意味の仕事になってしまう、という可能性がありますね。
そんなことが起こったら、上司や先輩に、「全然理解してなかったじゃないか!」と怒られてしまいますよね。
相手の話を理解するという能力は、社会人にとって必須の能力です。上司や先輩の指示を聞いて、理解し仕事に取り掛かる。お客様の要望というのをしっかりと理解し聞き入れて、喜ばれるものを作る。
相手の話を理解する力がなければ、ビジネスの世界では生きていくことはできません。
今回の記事では、相手の話を理解できない原因と、理解をするコツを紹介したいともいます。
相手の話を理解できないのはなぜ?
相手の話を理解できないのは、あなたが相手の話に意識を向けておらず、呆然と話を聞いているからです。普段から、友達と話すときも、友達の話を心あらずで聞いてしまっていませんか?
話を聞くときにぼーっとしていては、そりゃ理解することなんてできないですよね。
相手の話を聞くときは集中して聞きましょう。
さて、これがわかれば解決です。と行きたいところですが、意外と相手の話に集中するのって難しいんですよね。今まであまり相手の話に集中できていなかった人が、「よし、これからは集中して聞くぞ!」と意気込んだとしても大抵うまくいきません。
そんなことを意識していても結局、「ああ、今集中できていないな」とか「集中しなきゃ、集中しなきゃ」と思ってしまいます。その状態ってどこに意識が向いているでしょうか?自分ですよね。結局相手の話には集中できないんです。
相手の話を理解できないのは、相手の話に意識を向けることができていないからこそ起こるのです。
ポイントは何?と自問しよう
では相手の話に意識を向けて集中して話を聞くためにはどうすればよいでしょうか?それは「この話のポイントは何か?」と自分に問いかけながら話を聞くことなのです。
相手の話を聞こうとしても、どんどん話が進んでいって新しい情報を処理しなければいけなくなりますよね。そうすると、前に行ったことは忘れていって、あれ?今何の話をしているんだっけ?となることありますよね。
そうなってしまうと、「ああ、全然話を理解できていない、だめだ」と自分に意識を向けてしまいます。
そうならないためにも、話をある程度聞いたら、相手が要するに何を言おうとしているか?というのを考えてみましょう。
そのための問いかけが「この話のポイントは何か?」ということなんです。
例えば、次のような話をされたとしましょう。
文章を書く上でまず最初にしなければいけないことは、「自分が何を伝えたいのか?」ということをはっきりさせることです。自分が何を伝えたいのかわかっていないのに相手に伝わる文章を書くなんてできないですよね。
伝えたいことが明確になっていないと、文章を書いていくうちに、自分は何を伝えたいのかがわからなくなってしまいます。自分の中に伝えたいことはこれ!という軸をもって書いていくだけで、文章を書くのにかかる時間は大きく削減されます。
伝えたいことを見つけるためには、文章を書き始める前に「自分は何を伝えたくて記事を書いているのか?」という質問を自分にしてあげましょう。
もしポイントが何かわからなくなったら素直に聞きましょう。「この話のポイントはどういうことになるのか教えてください。」といえば答えてくれるでしょう。
大事なのは、この話の中で自分は相手がどういう情報を伝えたかったのか理解することなのです。